こんにちは!くまきちです🐻
- 試験本番は緊張してしまい、普段通りの実力を発揮できない
- 模試は良い成績なのに、本番になると思った成績にならない
- そもそも模試も良い成績ではないが、なんとか合格したい
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
くまきちは、自分で言うのもなんですが、ほとんどの場合、本番の試験で自己ベストの成績を出しています。
具体的には
- 高校受験(首都圏偏差値75の高校):直前模試D~E判定⇒合格
- 会計士試験(短答式):TAC模試D~F判定⇒本番得点72%(合格)
- 会計士試験(論文式):TAC模試C~F判定⇒本番得点率53%(合格)
- 医師国家試験:MEC冬模試偏差値45⇒本番偏差値55(合格)
- ※法学部、医学部受験の際にはほぼ模試を受けていないので割愛
御覧のとおり、ほとんどの試験の模試で合格安全圏は取ったことがなく、それどころか合格可能性0~40%の間を推移していることがわかります(医師国家試験は除く)。それでも大体の試験は一発で合格しています。
そこで本日は、本番で最高のパフォーマンスを発揮し、各種試験の合格に近づく方法を書いていきたく思います。
まず、最初にこれだけは言っておきたいのが、
模試は全くあてにならない!!!
ということです。なので、模試で思わしくない成績をとったとしてもそこまで気に病む必要はないですし、逆に模試の成績が良いからといって油断してはいけないと思います(ただ、模試の成績はどうでも良いのですが、過去問が全然できないというのは極めて問題です)。
なぜ模試の成績はあてにならないのか?
模試の成績があてにならない理由は主に次の二つです。
- ①模試の内容が本番の試験の内容と解離している。
- ②模試の採点をアルバイトがやっている。
まず、①模試の内容が本番の試験の内容と解離している、という点です。一般的に大体の模試は、本番の試験さながらになるよう作られています。しかし、どんなに予備校が努力して模試を作ったとしても、やはり本番の試験とは若干の出題傾向のズレや難易度の違いが生じています。
具体的には、予備校の試験問題はどうしても知識偏重型の試験になりがちなのに対し、本番の試験は最低限の知識をベースに思考力・応用力を試す試験となっています(最近の医師国家試験、会計士試験などの国家試験では特に顕著)。
したがって、予備校の模試では重箱の隅をつつくような問題を解ける人が高得点なのに対し、本試験では基礎知識をもとに柔軟に解答できる人が高得点となります。
次に②の模試の採点をアルバイトがやっているという点に関してですが、これは非常に大きな問題だと思います。こちらに関しては、基本的に記述式・論文式試験に関することなので、旧センター試験や医師国家試験などは関係ありません。
アルバイトが採点を行うとどういったところが問題になるかというと、本来様々な解答が想定できる記述式・論文式試験において、予備校が用意した「模範解答」以外の解答がすべて✖になってしまうということです。
例えば大学入試の採点や、司法試験・会計士試験の採点などはその道の第一人者である教授などが採点するため、模範的な解答とは異なっていても、論理的に正しい解答などは一定程度の点数がもらえます。
しかし、模試などでにおいてアルバイトは予備校が用意した採点基準通りにしか採点できないため、ちょっとでも模範解答とズレてたりするととたんに大幅な減点がなされます。
そうすると、模試の結果をみた受験生たちは、「模範解答を一字一句丸暗記して、その通りに書かないと点数がもらえない」と思うようになります。真面目な受験生などは頑張って予備校の模範解答を膨大な労力を費やして暗記します。
しかし、実際の本試験の採点者などは、思考力・応用力をみたいので、むしろ「何も考えずに丸暗記した内容を吐き出したような解答」を嫌います。したがって、予備校の教科書や模試の模範解答などを丸暗記すればするほど、模試の点数は良くなるが、本番の点数は下がるという悲しいことになってしまうのです。
実際、私は会計士の論文式試験では教科書や模試の丸暗記などはしなかったため、予備校の模試の点数は散々でしたが、本番の試験は高得点でした。 例)監査論:模試得点比率35%(F判定) ⇒本番得点比率60%(A判定)など。ほぼ全ての科目の論述部分の得点が模試よりも大幅に良かった。しかし多くの人は模試よりも点数が下がり、本試験は難しかったとのこと。
以上の点より、模試ができなくても気にしなくて良いと思います。逆に模試が良かった人も慢心せず、本当に本試験を見据えた勉強になっているのかを再確認してください。
では、模試は受けなくてもよいのではないか?
正直、これに関しては試験によると思います。
①信頼できる問題集と、②十分な過去問集のふたつがあるのであれば、模試は受けなくても良いと思います。
具体的には、大学受験や医師国家試験などは模試を受ける意味はあまりなかったように思えます。実際に私はほとんどこの二つに関しては模試を受けていません(医師国家試験は冬メックだけ受けました)。
会計士試験に関しては、模試(答練)は必須です。なぜなら①市販で良い問題集があまりない、②制度がすぐに変わるので過去問の情報が古い、からです。したがって、問題演習のために、模試(答練)を全範囲分受講することが必要でしょう。
ただ、上述の通り、予備校模試の偏差値などはあてにならないので、あくまで問題演習をする、計算力・思考力・論述緑を鍛えるという点に主眼を置き、順位や偏差値の推移などは全く気にしないようにしましょう。できれば模範解答に対しても「こういうものだ」「これが正解なんだ」と思考停止せず、「こういうアプローチもあるのではないか」とか「本番ではどのように採点されるのか」などを考えると良いと思います。
まとめ
模試はペースメーカーや問題演習としては良いですが、結果に関してはあまりあてにしないようにしましょう。
それよりも本試験を見据えて勉強すると、例え模試の点数が悪くても本番では良い点数がとれるようになると思います。
次回以降は、メンタル面で本番に最高の実力を発揮する方法や、勉強のスケジュール感などを書いていこうと思います。また各種試験別の攻略法などを書いていきたく思います。
くまきち
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